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研究内容

ロガーを使った研究

わくわく、どきどきするような研究をしたいと考えています。これまでは主に魚・ウミガメ・ペンギン・アザラシ・クジラ等といった水生動物の研究を進めてきました。観察が難しい水生動物の場合、「そんなこともまだわかってないの?」といった謎が数多く残されています。そんな見えない世界を観るための手段がデータロガー。

データロガーとは小型の記録計のこと。近年のエレクトロニクス分野の発展により、小型で記憶容量の大きなものができました。センサも多様化し、色々なパラメータを得られるようになってきました。加速度時系列データは観察に代わる行動測定手段になり得ますし、画像ロガーは、釣り具としてもおもしろそうです。空飛ぶ鳥に付けて文字通りの鳥瞰図も得られるようになりました.

そう、水生動物に限定する必要はないのです。飛ぶ鳥と一緒に飛んでいってその動きを観察した人はいないし、陸上動物だって夜中の様子は観察できません。ヒトを含めた陸上動物、空を飛ぶ鳥、要するにデータロガーを付けて回収さえできれば、何でも研究対象になることに気がつきました。

私達は現在バイオロギングプロジェクト(Bio-Logging Science, University of Tokyo: UTBLS)を進めています。ハイテク機器を片手に、仲間達が世界中の海に出かけています(地図の赤点が私が実際訪れたところ).私たちと一緒に、世界最高の旅に出かけましょう!

全地球に広がるバイオロギングサイエンスの活動

私の研究内容は、以下の主要著書で詳しく紹介しています。是非御一読下さい。

大学院 入学希望者へ

覚悟の瞬間 東京大学 大気海洋研究所 佐藤克文

東京大学大気海洋研究所
海洋生命科学部門
行動生態計測分野
佐藤克文研究室
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